KOBE MOTOMACHI 1st STREET 神戸元町1番街

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ホンモノ志向の根っからの神戸人が集まる街 神戸元町1番街

モードショップ トラヤ 内観 モードショップ トラヤ 外観
<店舗情報>
住所:神戸市中央区元町通1-5-6
電話:078-332-2451
FAX:078-332-2452
メール:sxkkd781アットyahoo.co.jp
営業時間:10:00~19:00
1959年に創業した老舗のブティックです。店内の雰囲気もできるだけ当時の面影を残し大理石などを贅沢に用いてフランスのパリのお店を彷彿させてくれます。店内には季節に応じたクラシックが流れ落ち着いた店内で自分にぴったりな一着を探すことができます。上品なデザインの仕上がりに凝った婦人服を9号~15号を中心にして豊富に取り揃えております。神戸・元町でのお買い物に是非お立ち寄りください。
2013年01月27日

カシミヤで胸一杯

 過日博物館にフェルメールの画を見に行ってきました。マウリッツハイス美術館再建造の為の休館を利用した移動展覧会ということですが、目玉はフェルメールの作品の中でも白眉といわれる「真珠の耳飾りの少女」です。近年急上昇の画家の人気やこの展覧会がマスコミでとりあげられたこともあってかなりの混雑が予想されたので、こちらの日程と曜日を勘案し水曜の朝一番に狙いを付けました。開館15分前に正面入口に着いたのですが、あっとびっくりなんと三列縦隊の長蛇の列、入口の外だけで百数十人がスロープを埋め尽しています。目的の画だけに30分、その他ポスターやチラシで興味を惹いた数枚の画に10分、という心積もりだったのですが初っ端からすべりそうです。待機者が多かったせいか5分前に開場となりいいペースで進んでいきます。案ずるよりと思ったら一階入口のホールで再びストップ。柵と係員で入場を制限しているのが見えます。待つこと暫し、以外に早くゴーとなりいざ3階の展示室へと向かいます。レンブラントの自画像と題材の面白い風俗画の前に佇んだだけで、<こんな鑑賞でごめんなさい>と心に呟きながら2階の特別室へと歩を運びます。特別室は入口で間近で鑑賞したい人用のゆっくり進む通路と、淀み無く流れるがやや離れた所からの鑑賞となる通路が分離されており、恐れていた程の混み具合ではなかったので迷わずクローズアップ通路で作品のすぐ前まで来ました。想像していたよりは小ぶりですが、この作品のモチーフに合わせて照度を落した柔かな光の中に、出会いに驚いたように目を見張った可憐な少女がこちらに視線を投げかけてきます。まず強く感じたのは漆黒の背面から浮び上ってくる少女の輝きです。構図は左に振返った少女の胸から上がキャンバス一杯に描かれており、左手やや上方からの強い光が影の陰影を付けながら、少し見開いたようなつぶらな瞳・今にも何か話し出しそうな軽く開いた朱い唇・題名の由来ともなった輝く真珠の首飾りに煌き、もうひとつの画のポイントとなる鮮やかな青いターバンに纏わりついています。中心に描かれているのは可愛く瑞瑞しい美少女ではありますが、彼女の生き生きとした魅力に魅せられるというよりは彼女を取巻いている光の陰影・反射・干渉が私を画に縛り付けているようです。近づいて観る服やターバン・顔の細部の描写にも驚嘆しますが、やや離れ正面から観る真珠の耳飾りと瞳に反射して輝き放っている白い光の輝きがこの傑作の眼目だと思われました。進行を促す声に博物館を後にしながら、その数少ない作品の殆どが窓から光の射し込む室内で普通の人を描く、という決まった構図のフェルメールの画がこんなにも人を魅するのか、ふと小津安二郎さんのことを思ったりしました。

 1月も半ばを過ぎますと私達の業界は冬のセールの最盛期となり、どこの売場も最終のバーゲン価格をを売物に追込みに入りますが、これだけ寒気が居座る日日が続きますと例年以上に値打のある買物ができそうです。コートに目途がつきそうなので、今回はセーターを御紹介したいと思います。冬のセーターの素材と言えば獣毛(カシミヤ・アルパカ・モヘア・アンゴラ等の衣料に使用する動物の毛)が主体ですが、ここ暫くは特にカシミヤが人気で、カシミヤ85% アルパカ5% モヘア5%位の感じですが、カシミヤは中国が糸の輸出を制限しているという問題があり、その為製品の殆どが中国製で品質にも大きな差があります。一概には言えないのですが、余り安価カシミヤには手を出さないほうがいいと思います。






素材   カシミヤ  100%   カーディガン  ¥29,140   プルオーバー  ¥24,830






 それはさておき最初にお勧めするカシミヤのセーターはレオナール調パネル柄風のアンサンブルです。写真では分かりにくいかもしれませんが、カーディガン・プルオーバー共に花柄の中央部にラインストーンが施され今風の雰囲気を出しており、照明が当たる室内ではボタンの石の輝きも加わって人目を惹くと思います。重ね着でぼたつかないような適度の厚みのある上質のカシミヤです。







カシミヤ  100%   ¥36,220   日本製

 まず注目して頂きたいのは文字をブルーで彩りした、「日本製」ということです。先程記しましたように日本製は極めて品数が少なく、またどうしても高価になる為製造元も取扱店も極僅かなのですが、こちらの強い希望もありお願いして少し仕入れました。
 ネックは首に沿うボトルネックで衿先は身頃と異なる編み立てなっており、前身のブルーの柄部分はジャガード織・オレンジのボーダーは別織のパーツを身頃にたたいてつけるという凝った出来具合になっています。コート下や一枚での着用を考慮した厚みになっており、日本製ならではの打込みのしっかりした風合を実感して頂きたいものです。







カーディガン   カシミヤ  100%   ¥40,420   日本製

ブラウス   綿  100%   ¥19,050   日本製




 こちらもやや中太の糸で編んだ日本製カシミヤカーディガンです。衿と前立はガーター編み・衿と袖先はゴム編み・身頃はメリヤス編みと3種の編み立てを使いこなして、日本製らしく何気ないデザインに気品と深みを与えています。前のセーターと同じく、カシミヤとは名ばかりの中国製品とは一線を画し、風合・触感、是非手にとって見て頂きたい商品です。
 ブラウスは綿ローンを使用したシャツタイプで、前立と身頃にペズリ柄の刺繍が入っており、TPOによって機能性と装飾性を使いこなせるように配慮されています。ブラウスがないとお探しの方、どうぞお越しになって見て下さい。


Posted by モードショップ トラヤ at 19:16 お勧め商品コメント(0)
2012年12月12日

コート、コート、コート

 鈍色の雲が一面に垂れ込めた曇天の中、眼下かなり下には甍(いらか)が軒を連ねているのが望見でき、その風景が丁度白黒の風景写真がスクロールするように移っていきます。街の上空を飛んでいる?--と、気付きました。前後を見れば前に一人、後に一人お互い間隔を取りながら三人が一組になって飛んでいます。高い建物からの離れ具合から考えると高度20メートル位か、三人とも黒一色のスウェットスーツ風の格好で両手は前に突き出し、両足を折り畳んでは勢い良く後方に突き出してその勢いで飛行しているようです。かなりの運動量にも関わらず呼吸の乱れや、手足の疲労感は全く感じず順調な飛行のようです。前方の地上には隣家との境界をコンクリート塀で区切った切妻屋根の古い和風の邸宅が窺え、その手前は樹木が見映え良く植栽されている和風の庭が展開しています。リーダーと思しき先発の身振はどうやらそこが目的地らしく、ゆっくり降下して樹の梢にでも見を潜めるようとの合図です。その時目的地の家の二階部分に大きく取られた窓がパッパッと青白く煌くのが見え、ボッボッと小さな鈍い音がしたかと思うと、まるでアニメの場面そっくりに私の周り等間隔に、直径2~3センチの白い弾丸のようなものが破れて開いたかと思うと、小さな紙のパラシュートとなってゆらーりゆらーりと降りて行きます。<これは夢だ>という強い想いが急に込上げてくると、逆にどうして飛べるんだ・・・もっと前に進まねば落下するぞいう意識で頭が圧倒されてしまいます。焦燥感に襲われ足の運動のピッチを早めようとしますが、急に足は重くなり、懸命の屈曲も適わずストンストンと一蹴り毎に落ちて行きます。墜落は免れそうだが激突ぐらいかと憶えた時何か衝撃を受けてガクンと大きく下降し、アッと思った瞬間空間移動して次のシーンに移っていました。

 近年初といっていい寒波の早期襲来に遭遇しますと、コートコート・・・それもいいコート<軽くて暖かくて感触が良くて今風なデザインポイントがあって、良いコート>という思いが胸に溢れてきます。そこで今回は中綿やダウンではない、オーソドックスな素材のいいコートを御紹介します。
 



素材   ベビーアルパカ  95%   ナイロン  5%

¥183,750   サイズ  L






 生後1年未満のベビーアルパカだけで造った、イタリー製生地のロングコートです。ベビーアルパカは全アルパカ生産量の僅か1.7%しか造られていない希少な素材ですが、何よりも触ってみて下さい。独特の柔かい風合に軽く快い手触りを感じ、思わず心地よい暖かさに包みこまれるような満悦した気持ちになります。またシワになりにくいのも特色の一つで、座りジワやたたみジワに気を配ることもありません。






素材   ラビット革  100%     ファー   ラクーン  100%

¥241,500     サイズ  11号



 






次の商品はラビット革コートです。表がレザー、裏は全面がファーの一枚仕立てになっており、衿と袖先にはラクーンファーが縫い付けられています。レザー生地独特のぬめり感・衿のファーの豪華さに目がいきますが、前後の身頃のステッチを強調したうかしや角型の遊びボタンがデザイン性を高めており、豪華だけではない大人の可愛さを感じさせます。

Posted by モードショップ トラヤ at 17:13 お勧め商品コメント(0)
2012年11月03日

美しい季節に

 朝晩こそ大分冷えるようになって来ましたが、日の当る街路を歩いていますと路を抜けて来た風が頬に当たり、耳元に「秋、秋」と囁きながら心地よい爽やかさを残して行きます。泥沼のような残暑から抜け出し、一年で一番美しい季節になりました。秋ーー仲秋といえば、まずススキ、それからコスモスですね。ススキの穂頭を波打たせる一陣の風と、できれば休耕田を利用した大規模のコスモス畑でない・・・道の傍らの所所に密やかに咲いているコスモス、そんな光景に会いたくて砥峰高原に出かけることにしました。
 ススキといいますと曽爾高原が有名ですが、規模では劣るものの峰山高原から続く高原道やロッジから見渡す眼前一杯の芒が原(すすきがはら)はとても魅力的だったと記憶していますし、ネットによると季節の花が可憐に咲いているアウトドアカフェがあるとのこと。胸を少し膨らませて出発です。
 播但道を降りて峰山高原に向うと、「峰山高原リクラシア」という標識が目立つようになります。「リクラシア」は峰山高原の中心施設であるホテルで、その近辺には映画「ノルウェーの森」のロケ地でもある「リクラシアの森」が整備されています。山間を蛇行していくと次第に山道に変っていき、狭い九十九折(つづらおり)の急勾配を右・左とハンドルを切りますが、対向車が殆ど無いので運転は難しくありません。上っていく車のフロントガラスに覗く丸く小さな上空が、激しく揺れ動くと思う間もなく一気の拡がり、峰山高原に到着です。 一時の派手派手しい、高層マンションと見紛うばかりのリゾートホテルとは趣を異にする落着いた低層の建物が一面の芒が原の向うに姿を現し、その駐車場に車を停めて森の散歩です。「リクラシアの森」の遊歩道は完全に整備されており、開かれた森の木木の間を縫ってフラットな遊歩道が、穏やかなスロープになって続いていきます。時折傍らに樹に掛っている札で樹の名前を見て行きますと、楓や楢・ブナと広葉樹が中心のようで合間に槙・松・杉の針葉樹が混在しているみたいです。ブラブラ30~40分、自然循環式のトイレも抜けていくと、いよいよロケ地の撮影現場です。ここでのシーンはノルウェーの郊外の撮影に使用されたとのことですが、岩場の森が開けた小さな広場という感じで、映画を観なければどうしてここがと思うくらいの景色でした。
 寛いだ気分と少しがっかりした綯交ぜの気分で森を戻って、ススキにご対面です。車道や駐車場・いろんな施設があるので、一面のススキというわけにはいきませんが、あちこちの原っぱはススキで満杯になっており、今を盛りかという感じです。時間が押しているので休憩は取止め、砥峰高原方向へと車を回します。車はやはり右左とカーブしますが、勾配は来た道より緩く、日当たりのせいかこちらの斜面はススキがすし詰めで、群落の中を縫って走っている・・・そんな感じです。九十九折を降り切った所がT字路になっていて、右方向が砥峰高原・そして左方向に待望のカフェ名C*****が記されています。左折した道は山襞に沿ってゆっくり下っており、山の鞍部を三つ四つ越しますと山襞が後退し少し開けた道際に白いペンキを塗った板塀が続いています・・・着きました。入口のアーチをくぐるとアプローチがあって、右側にはカフェの建物、左には薔薇園・・・その向う、白いラティス越しにコスモスが顔を覗かせています。近づきますと山の斜面まで段差を付けたコスモスの花壇が広がって、白・赤紫・ピンクとあでやかな姿を競って・・・そして中央部には珍しい黄色い花弁(はなびら)が咲き乱れています。規模は小さいものの、可愛さが溢れた花園です。
 鑑賞料金代わりのあっさりしたアールグレイを後に、いよいよ砥峰高原です。切通しを超えると眼前が急に開け、道の左側一面がなだらかな芒が原となって前方に下っており、正面には生野から来る道沿いに神河町が運営しているロッジが見えます。すぐ横の駐車スペースに車を停め、早速散策です。なだらかな傾斜地を覆い尽しているススキを足で掻き分けて歩きながら、腰程に揺れている穂先を窪ませた掌でそっと包み込みます。柔かい綿と硬い葉脈の感触が交り合って・・・ア・キ・の感じです。混み合っているテラスのデッキに腰を下ろすと目の前の柔かなスロープ一杯にススキが群生しており、風が吹き抜けると穂頭が波打ち、まるで水面(みなも)を風が通る度に揺れ動く波頭の様に、斜め上方に波涛が渡るかと思えばすぐに転じて左から右へと流れ、瞬くうちに中央部が沸き立つように揺れ、と自然の動景には一瞬の静止もありません。さながら風の指揮によるススキの輪舞といったところです。今年の仲秋の心象風景はこれで決定、です。

 秋も季節が深まって大気の中に冬の予感を感じるようになりますと、柔かさや暖かさをイメージさせるような素材やアイテムがファッションの先駆けとなってきます。ご紹介する商品もその香を漂わせた、これから晩秋にかけて単品で、あるいはお手持ちのインナーやアウターとレイヤードすることで活躍しそうなものばかりです。



¥58,800

表地   毛  90%   ナイロン   10%     裏地   キュプラ   100%






 最初のご紹介は軽くて柔かなウールのジャケットです。黒いウール地の上に白いナイロン糸が渦巻くように這っており、遠目にはミックスされたチャコール色に見えます。首廻り・袖先・ポケット部を飾るモヘア混の豪華なブレードが全体を引締め、生地の風合とも相まって豊かな表情を醸し出しており、ボトムとの組合せは元よりワンピースの上にもピッタリ。袖先の膨らみが年齢不問の可愛さを演出します。





¥30,450

 
表地     毛   100%     裏地     キュプラ   100%




 次は大きなロールカラーが視線に飛び込んでくるワンピースです。生地はニット調の黒と焦げ茶のボーダー柄で、前身と後身の中程には大きなタックがとられて、ふわーっと優しく体を包み込んで可愛いシルエットを出しています。袖先・裾の切替でデザインの変化を付け、<私を着てみて>と見る人に問いかけているようです。





¥34,650

素材     毛   88%     アクリル   7%     ナイロン   5%




 ニットのチュニックです。ハイネックで胸と裾廻りに抽象的な風景とも思える柄が入っており、柄を造っているグレイや茶・黒・白・ブルーの多色織が洒落ていて、イタリアンカラーを想起させます。

Posted by モードショップ トラヤ at 17:36 お勧め商品コメント(0)
2012年07月11日

夏のセールとごんぎつね

 新見南吉の生誕100年を記念した展覧会「ごんぎつねの世界」が開かれているというので、過日丹波市氷上町に行ってきました。新見南吉といえば「ごんぎつね}を筆頭にして、「手ぶくろを買いに」や「赤いろうそく」・「おじいさんのランプ」等等が小学校4年の全ての国語教科書に採り上げられたこともある、誰もが知っているであろう日本を代表する童話作家ですが、私が初めて接したのは「手ぶくろを買いに」でした。今回端なくも知ったのですが、池田あきこさんという方の挿絵の入ったお話が教科書に載っていました。「手ぶくろを買いに」は、冬が近づき手ぶくろが必要になったので、母狐は子狐にお金を与えて買う方法を事細かに説明した後、右手だけを人間の手に変え一人で買物に行かせる・・・その過程のお話です。あれこれ経緯があった後、子狐は間違えて左手を戸の隙間から出してしまうのですが、心優しいお爺さんは黙って手ぶくろを売ってやります。ここには童話の土台となっている民話が背景として顔を出し、その共同体の習俗・・・少年の通過儀礼とか他の共同体との干渉の問題とかが透けて見えるのですが、新見南吉の世界はあくまでも優しく、思いやりと無辜の善意で充ち満ちています。一見悲劇的な結末にみえる「ごんぎつね」の結末でさえ、ごんは兵十に許しを与えて薨ったのであり、またそういう形の死が自らの救済の全うであることに満足して微笑んだのです。ここでは兵十の心の動きはあくまでそうあったものとして語られており、心理の分析や善意に抗する悪意の可能性は全く無視されており、そのあたりが作品の吸引力として、未来の視点から共同体を紡いだ宮沢顕治との差異を考えてしまいます。けれども、近年思うのです・・・自己満足的な優しさ・思いやり・善意だってその限界さえ内含してればいいのではないか、それは有り難いものだが確かに存在はするものだし、持続性や確実性に欠けるとしても心の発露としては肯定できるのではないか・・・
 挿絵の展示が素晴らしかった。特にかすや昌宏さんの技法ーー画を色で分け、同系色の部分を抜き描くにして透明なガラス状のキャンバスに描き、それを何枚も重ねて下から明りで浮き上がらせるーー新見南吉の世界にぴったりの澄んだ清らかな画でした。

 7月ともなりますとファッション関連の店はセールセールの案内・看板一色になりますが、トラヤもそれに対応した価格設定になっておりますので、商品案内の価格もセール価格です。




¥27,190

綿   100%     サイズ   9・11

 生地は、白地にブルーのドットと花柄を組合せた細番手の綿ローンです。前立の両脇に共布のフリルをあしらい、4本のピンタックで柄行に変化をもたせ、変型スタンド衿のフリルと七分袖の広がったカフスがフェミニンな可愛さを出しています。とにかく一度触ってみて下さい。何とも言えない心地良い触感に心ときめくと思います。







¥31290

綿 / 絹 / ポリエステル     65 / 30 / 5       サイズ   11

 生地は細番手シルク綿ローン織で、シワ加工が施されており、身頃下には両ポケットが配置され短めの袖と相まってストレートな可愛さを強く訴えています。このドレスを纏えば素敵な魔法に酔いしれそう、そんなムードです。後ファスナー開きで、ポリ100のペティコートが別に付いています。





¥17,640 / ¥18,370

綿 / ポリエステル     62% / 38%       サイズ     11 / 13


 同素材の無地レースパッチワーク風に組合わせたオーバーブラウスです。首周りと前立・七分袖の先にフリルを付け、前身の無地部分にはピンタックが、そして身頃には今年流行のレースが散りばめられています。これからの高温・高湿度の盛夏には、見た目にも涼やかなぴったしのアウターです。

Posted by モードショップ トラヤ at 16:50 お勧め商品コメント(0)
2012年06月24日

ワンピースの先

架空インタビュー・・・元町人の昼刻     い草製麺所

――このお店にはよく来られるのですか?
「そうですね、均せば週一ぐらいですかね。昼では一番来てる店かな」
――今日のメニューは?
 「かけだしの牛スジ煮込み。ここに初めて来た時食べたうどんで、ショックを受けたメニューです。」
――へー、どんな感じでした?
 「ぱっと見たら、うどんがぼんやり光ってたんです。こりゃと思って口に入れ噛んだら他所のうどんと大違い。弾む歯ごたえはかなりあるんですが、噛んでると段々仄かな甘みが出てきてとにかく当りが柔かい。噛みごたえばかり言われる讃岐うどんとは大違いです」
――ふーん。
 「それからおつゆを呑んで、またびっくりです。薄くて澄んだ色もあって口に入れた時、あれっ味が無いのかと・・・次の瞬間、何とも言えん柔かい旨みが口の中から溢れてきてごっくんです。最近は鰹を効かせた立った味が多いので、こんなにうどんを助ける穏やかな味は珍しいね」
――それで具はどうです?
 「牛スジもいろんなやり方があるけど、ここのは上品路線ですね。加熱の具合とやや控え目の香辛料で臭みをギリギリまで取って、当りの柔かい触感と上品な旨みだけにしてる。人によってはこれが牛スジかと云う向きもあるかもね。でもここのうどんには合ってるね」
――結構高評価ですが
「何より良いのは、全体の統一感ですね。それぞれの旨みも高レベルですけど、牛スジうどんとしての完成度が凄い。麺・つゆ・具それぞれが自分の味を出すことで、相手をもっと旨くさせてる。絶品!是非あなたも食べてみて・・・よかったら僕のあげましょか・・・」
――話にちょっと興奮されたようです。こちらのお店の場所はJR元町駅から鯉川筋を北へ、生田新道との交差点を東に数軒行った所で、日曜が定休日だそうです。

 梅雨も中期に入って来ますと、雲間から洩れて来る日差しは夏の気配が満満で、ファッションもすっかり夏モード、このシーズンならではの気の効いたアイテムのご案内です。
 



素材   テンセル  65%   麻  35%

¥45,150     サイズ  11

 テンセルの混合素材による薄手ローン織のワンピースです。テンセルは植物性パルプから造られた合成繊維ですが、独特の光沢やドレープ感を除けばほぼ綿と同じで、繊維としても「綿」に準じて考えればいいと思います。ベージュ地にブルー系の濃淡花柄が散りばめられており、肌触りはどこまでも柔かく、上品な可愛さが湧き立つようです。素材の素晴らしさが人を惹きつけるそんな一品です。






綿   65%    絹   30%    ポリエステル   5%

¥30,450     サイズ   11

 ワンピースの森を抜け、いよいよ夏のブラウスの登場です。シルク綿の素材にシワ加工を施したベージュと紺というベストマッチの格子柄ブラウスです。薄手のローン織で袖は七分、大きなエレガントなが魅力的なブラウスで、ワイヤで衿の開き具合・そり具合が保持されています。






麻   71%    キュプラ   29%

¥16,800     サイズ   9

 スタンド衿が印象的なフレンチ袖ブラウスです。少し地のある麻混の生地を使用し、焦げ茶の地にジャガード織でベージュの花柄をプリントしています。衿下の大きな第一ボタンがポイントになっており、衿の重なり部分にはスナップが付けられて、衿の開き具合を固定しています。キュプラは通常裏地として使用されることが多いので素材としては意外に思われるかもしれませんが、天然繊維なので主に夏素材として綿とか麻に混紡されることがよくあります。







素材    麻   100%

¥33,600     サイズ   9

 柔かい麻を使用した爽やかなブルーの麻100ジャケットです。生地のイメージとは異なり、袖先・身頃下に同生地を繋いで膨らみを出し、全体的にふっくらした柔か味を感じさせるデザインになっています。ステッチはすべてジグザグに走っており遊び心を演出しています。素材・デザイン・仕上りからみてやや低めの価格設定で、お値打ち感も充分です。

Posted by モードショップ トラヤ at 14:24 お勧め商品コメント(0)
2012年06月07日

ワンピースもっともっと

 我が家ではクリント・イーストウッドの評価は高く、新作がリリースされるたび映画鑑賞会となります。新作「J・エドガー」は「インビクタス」以来二年ぶりの作品とあって、レンタルビデオ屋に朝がけです。イーストウッドの80をとうに超えたとはとても思えぬ創造意欲に感嘆しながら、缶ビール片手に心弾む一時をおくりました。「J・エドガー」はFBIの創立者であり、長官としても長期に亘ってFBIを強固な組織に育て上げると共に、大統領からも一目も二目も置かれる影の権力者になって行った男の物語です。映画は伝記を作成中の現在とその題材となった過去をフラッシュバックで描写する構造を採っており、司法省の下っ端だったエドガーが世間の耳目を惹くようなスキャンダラスな事件を利用して名を売り、自分のセクションの予算を獲得し、有力者の個人情報を集めていく表の世界の過程が、公然たる人種差別主義者であり、マザースコンプレックスと同性愛指向に浸っている内的世界と混ぜられて巧みに描写されていきます。特に科学捜査を信奉し、FBI捜査官の権限を確立するために「汚れた手」を進んで使う場面や、母親にダンスを無理強いに教えられる場面、唯一の「友」との肉体的接触の場面などはさすがという出来で、缶ビールごくんごくんでした。
 しかし後半、ケネディまでは上手く対処できたエドガーがキング牧師やニクソンには効果的に対応できないーーつまり時代遅れになっていき、やがては死を迎える、そのあたりからテンポが緩まり、無くとも良いカットやシーンが散見するようになります。俳優上がりの監督・齢を重ねてきた監督に有りがちな現象ですが、早めにカットすることで観客にその続きを預けるのではなく、終わりまで語ってしまいたいという想いが強くなって行くのでしょう。何故イーストウッドがエドガーの生涯を撮りたいと思ったのか想像できませんが、思うにこの対象なら思い込みはできないので、距離を取ってトータルに描くのではなく、もっと人物像へ批判を明確にしてその地平から撮ったほうが良かったのではと、余計な感想を抱きました。
 作品の評価は今一でしたが、ディカプリオには感嘆しました。役者も千差万別で、デビューから達者だが年を経ると鼻につく人、大根と呼ばれていたのが経験を学習することで上手くなって行く人、いつまで経ってもまあまあの人、その混合した人と様様ですが近年のディカプリオは、スコセッシとの出会いが良かったのか、「タイタニック」のあの何とも言えない違和感が完全に払拭され、質量共に米映画界のセンターフォワードという存在になっています。






生地   綿  96%   ポリウレタン  4%     ペティコート   ポリエステル  100%

¥39,900     サイズ  11

 最初のアイテムは綿の無地五分袖・前開きのワンピースです。横に開いた大き目の衿がデザインポイントになっており、ダーツの上をたたいているステッチとボタン付けの糸の色を同色にして生地から際立たせ、配色のような効果をだしています。大人の女らしさ・可愛さに溢れており、このワンピースを着れば、思わず「??プバ?ンみたい」と自ら呟きそうです。










生地   綿  100%     裏地   身頃  ポリエステル  100%   スカート  キュプラ  100%

9・11号   ¥45,150     13号   ¥47,250

 今や海島綿と並んで知られているフィンクス綿の小花柄のワンピースです。フィンクス綿はエギプトで栽培されている超長繊維の綿で、文字通り他の綿に較べて繊維が非常に長く、その為独特の光沢や風合をもっており、主に春夏向けの高級素材として使われています。前開きで衿にはワイヤが入っており、衿先を自在に整えられます。一番の特色は衿の技巧で、下の写真で見えますように衿刳沿いから切替えて無地を張り、その上に柄生地をギャザーで寄せ、分量の出た端はリリアン加工でまとめています。小花の色使いも優しく、上品でドレッシーな出来映えになっています。










生地    綿  78%   ナイロン  22%

OP   ¥30,450     11号       JK   ¥30,450     11号

 レース生地のワンピースジャケットアンサンブルです。当りの柔かなレース生地を使っており、若草色という珍しい色だしです。JKは横に開いたスタンドカラーで、短めの丈に両ポケットをあしらい、背面には左右2本のダートを取って、ウェストを絞っています。襟無しOPフレンチスリーブになっており、前身の袖口から取られた2本のダーツと後身3本のダーツがなだらかなシルエットを構成し、初めのOP同様試着されれば、呟きが洩れそうです。

Posted by モードショップ トラヤ at 14:03 お勧め商品コメント(0)
2012年05月25日

五月の最終週は????とワンピース

 この時季になると、通勤の車中や喫茶店で熱心にスポーツ新聞を読み耽っている方が、この人もかなという感じで気になります。そう、日本ダービーの日ーー5月の最終日曜日が迫って来ました。JRA(日本中央競馬会)にG1(グレード1)のレースは21を数えるとはいえ、ダービーと有馬記念が最も人気があり関心をひくレースではないでしょうか。暮の有馬記念が日本一を決めるレースなのに対して、ダービーは3歳馬が生涯ただ一度しか走れないレースの中の最高峰であり、歴史的にも英国から始まった近代競馬ーー若馬中心・基本距離2400mの基幹となるレースです。「ダービー馬のオーナーになるのは一国の宰相になるより難しい」とか「ダービージョッキー(或はダービートレーナー)になれたら辞めてもいい」とかいうくらい競馬人にとっては特別なレースです。
 もう何十年も見続けているのですから、記憶に残る馬や思い出のレースは随分ありますが、近年最も想い込み夢中になったのは、今年その産駒が出走頭数の半ば近くを占めようかという、ディープ・インパクトです。凄い勝ち方をした小さな馬がいると評判になっていたので、ディープの2戦目京都競馬場の「若駒ステークス」はテレビで実況観戦し、観終わってから暫く身動きできない程の衝撃を受けました。レースは逃げ馬のペースで展開し、4角を廻った時はディープはまだ最後方、10馬身はあろうかという差でこりゃ駄目かなと思った瞬間凄まじいスピードに加速し、丁度車のギアが切替ったかのように素っ飛んで行きました。ゴールでは5馬身の先着、京都の直線だけで15馬身他馬をちぎったことになります。そして走破タイムとラップ(200m毎、先頭馬が通過するのに要した時間)を見て又びっくり。タイムも優秀ですが、早い前残りのペースを最後方からしかも直線だけで差し切った・・・信じられないような数字が残っていました。
 ディープはそのまま無敗で快進撃を続け、三冠レースの第一関門である皐月賞もゲートが空いた瞬間に躓き、あわや落馬かというスタートをなんとかクリアして直線は大外から力強く伸び、2馬身半の差をつけて圧勝しました。三冠間違い無し、万一負けるとしたら特殊な馬場形態の中山の皐月賞だと言われていたので、ダービーでは圧倒的人気(単勝支持率73%)となったのですが、魅せられてディープが我が馬と化していた私にとっては、出遅れの不安・本命馬を意識した(大本命が追込みなので、ゆっくり走ろうとする為の)スローペースの不安・直線の内の馬場状態の良い所を距離ロス無く走ってくる馬への恐れ等々で日日焦燥に駆られて、レースの直前迄ただイラついていました。そんな予定調和に充ちたお話がという胸の内の呟きを外にスタートします。2分23秒3・コースレコードタイ、何と安手の出来過ぎの正しく画に描いた通りのお話だったでしょう。いつもの様に出遅れたディープは我関せずと後方に構え、4角手前から動き出すと、「飛ぶよう」と言われた加速であっという間に前の馬を一飲みにし、差をどんどん拡げて5馬身差ゴールしました。
 ディープはこの後何度も驚くようなパフォーマンスをご披露しますが、彼の最大の魅力であるあの観客をも巻き込んであたかも同乗者であるかのように感じさせる、加速するスピード感はこのダービーがある意味最初の頂点だったかもしれません。




素材   綿  100%    スリップドレス   ポリエステル  100%

¥39,900     11号

 夏のワンピースの代表的なアイテムである綿ローンプリントOPです。前身はくっきりとした花柄をそのままに、スカート部は横に切り替えられて5枚剥ぎとなっており、柄行の変化とスカート部のたっぷりした膨らみを出しています。袖先にもゴムをたたいて、袖に分量感を与えているという手の込んだ出来上がりとなっています。




 後の腰に結ばれている共ベルトはドレス本体とボタンで繋いでおり、付け替えて前でリボン結びにもできます。





素材    綿  100%    アンダードレス   ポリエステル  100%

¥45,150     11号

 これも夏とはいわず定番中の定番、水玉模様のOPです。生地は細番手の綿ローンで裾には豪華な刺繍が施されており、スカート部は2段切替で切替部にはレースがあしらわれて、柔かいシルエットを造っています。袖の付根には4本ノタックが取られて、パフスリーブとなっています。





素材    麻  100%     ペティコート    ポリエステル  100%

¥35,700     11号

 少し肉のある刺繍入りの麻生地を使用した、ノースリーブのOPです。この時季専用と言って良いの風合と裾2段のレースの贅沢な取り合せ、袖付から取られたダーツが優しいシルエットを出しています。セットすればアンサンブルとなる同生地の七分袖のジャケットもあります。



¥45,150     11号


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2012年05月18日

oh! 宝塚、お花畑のワンピース

 過日宝塚に行って参りました。目当ては手塚治虫記念館です。丁度入学シーズン、ウィークエンドとあって駐車場がともかく満車、満車、駅と大劇場の廻りをグルグル。半ば諦めかけて出直そうかとイライラしだした時、眼の前を車がすーっと出車ーー天は我を見捨てたもうず。
 記念館は、桜のシーズンには必ずテレビに登場する桜並木の「花の道」の先にあり、折から小学校の入学式を終えた子供連れのお母さんが充ち溢れんばかりに歩いており、いかにも宝塚風の賑いです。洋風城塞の外観を持つ建物は、緑豊かなガーデンフィールズの一画にあり、屋上にはガラス製のドームが見え、壁面には著名なキャラクター(アトム、ブラック・ジャック、火の鳥etc.)のレリーフが掲げられており、否が応でも心が弾みます。入口で入場券を買い(因みに¥700でした)、エントランスの天井を見上げると、アトムを中心にしてリボンの騎士・ジャングル大帝・BJ・三つ目と矢張りなじみのキャラがステンドグラスになってこちらを歓迎しています。一階左手に手塚さんの個人史の史料と漫画年表が展示されており、自分が描いた画をアニメで実感できる地階の工房、手塚治虫関連の情報データの検索やアニメが見れる二階の端末機と充実した内容ですが、私が一番関心を惹かれたのは漫画年表でした。
 子供のころから濃淡の差はあれ、様様な手塚作品を同時代のものとして体験してきた私にとって、虫プロ倒産という年表の記載はその前後のスランプの時期を思い出させ、劇画隆盛と共に過去の人呼ばわりされていた記憶を想起させました。日本の漫画・アニメを創造しジャンルとして確立させた天才でありながら、その地位を甘受することなくいつも時代のさなかにいようと、ある意味では喘いでいたーー先頭から残されることを恐れていたのではないか? 「陽だまりの樹」や「アドルフに告ぐ」で確かに新しい展開と新しい境地に辿り着いたのですが、私にはその地平は少し縁遠く、隔靴掻痒の想いが残っています。ただこれだけの作品量と執筆の年月を思い合わせてみますと、素直に手塚治虫に巡り合えてよかったーー有難うございました。

 さて前回に続いてワンピースのご案内です。店内の一画にある凝った素材や美しいプリントのOPのコーナーは、時季柄我物顔に咲き誇っているチューリップの花畑のようです。



素材   綿/シルク   53/47%     ¥56,700     9号

ペティコート   キュプラ  100%

 シルク綿の薄手ローン生地の花柄プリントOPです。まず素材の上質さに目が行きます。シルク混独特の柔かな風合と幽かな輝き、肌にそっと沿うような感触ーー快い感応です。白地にブルー系を基調とした大きな花柄は、上品でありながら夏の解放感を湛えており、前身のタックがプリントの表情に変化を与えています。思わず「綺麗」と口が開きそうです。






素材   綿/ポリウレタン   96/4%     ¥35,700     11号

 やや大きめのテーラー衿OPです。裏無しの一重仕立になっており、打合せがセミダブルでボタン位置が少し左に寄った、アシメトリーの前立です。伸縮性に富んだ生地は太目の共ベルトと相まってカジュアルな若若しさを感じさせます。






 
素材   綿/麻   56/44%     ¥39,900     9号

 前回案内しましたフレンチ袖のOPと同じ生地を使用した、デザイン違いのノースリーブOPです。本体とは別にキュプラのペティコートが付いており、少し地のある綿麻の生地で、柄の白い部分だけが起毛してあるという凝った処理がされています。柄・配色共に可愛さを強く打ち出しており、右の写真でアップされているように胸元からポケットへと続く柔かくカーブした切替がポイントになっています。

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2012年05月09日

初夏はワンピースが花盛り

 「レベッカ」の主人公がマンダレイの夢に執り憑かれているように、私ももう何十年繰り返し繰り返し、時を置いて見る夢があります。--それは「黄昏の街」の夢です。いつも同じ風景を夢見るというのではなくて、暮れなずむ空の下に広がっている余り灯りが無い黄昏の街のいろんな場所ーーグラウンドだったり映画館だったり、中央駅・路面電車・下町の路地ーーで出くわす様様な情景の中で、慄いたり恐れに駆られたり焦燥に追われたり、また心安らかになったり悟りを開いた充足感に陥ったりと、生生しい感覚に襲われて目覚めます。
 ・・・そのブティックは光り輝いていました。様様な店舗が軒を連ねる2車線の道路が交差する角にあるのですが、並びの店は終業してウィンドウの内側から幕を引いて灯を落しているのに、その店だけは照明が煌煌と点いており、街灯にぼんやり照らされている街並の中から白い板壁がくっきりと浮び上り、丁度スポットライトを浴びた舞台のように周りとは際立って見えました。ズームアップされたように店が視野の中に大きくなり、平屋の建物の左手奥のガラス扉の入口と、それに続く横板が上下に連なっている白壁、残りの殆どを占める大きなガラスのウィンドウが迫ってきます。ウィンドウにはディスプレイ用具と思われるアンティークな西欧タンスとレザー張りの木の椅子が少し角度を付けて置かれてており、其其にいかにも上質そうな白いワンピースとジャケットが形を整えられて展示されている。やや大きな家具だが服はそれしか無く、その向う店の中央部には小さな机を挟んで頭のついた二体のマネキンがまるでこの店の人間であるかのように、服を着て向き合って座っている。その奥は生成りのフローリングと一体化した棚になっており、ブラウスやセーターの小物が畳まれてディスプレイされている。一切が無音の中マネキンが更にアップされ、私はそれがキリコの画にでてくるのっぺらぼうのマネキンであることに気付くが、その瞬間相手も正体を知られたと気付き、私の処遇についてマネキン同士が全く微動だにせずテレパシーでやりとりしていると感じる。静寂のしじまの中、急を突く怪しい気配と更にアップしてマネキンに接近しそうな危機感に恐怖がこみあげ、悲鳴が響く。--びっしょり、体中汗まみれで飛び起きました。

 春過ぎて夏来にけらし、とまではいきませんがもう晩春というよりは初夏という感じが濃厚になってきました。ファッションのアイテムで夏といえば、やはりワンピースです。以前は通年の必須アイテムだったのですが近年秋冬の生産が激減し、最近は夏専用といった感じになっています。店もOPには力を入れておりここ暫くは店内、OPの花盛りといった感じになっています。



素材   綿  56%   麻  44%     裏地   キュプラ  100%

¥40,950     サイズ  38

 綿麻の可愛いプリントOPです。肩を覆う小さな袖とポケットに続くダーツがデザインポイントになっており、ウェスト部は少し絞れたシルエットです。





生地   麻  100%     ペティコート   キュプラ  100%

¥51,450     サイズ  40

 の生地に刺繍レースを組合せた見映えのする優美なOPです。上前身頃にピンタックをとり、全体に散らばった刺繍とスカート部のレース生地が豪華な雰囲気を出しています。スカート部は前後にタックを入れて裾広がりのシルエットです。






素材   綿  76%   絹  24%     アンダードレス   ポリエステル  100%

¥46,200   サイズ   9     イタリー製生地

 綿シルクのイタリー製生地を使用した花柄のOPです。いかにもイタリー製といった澄んで鮮やかな色の生地を使用し、前後身頃のピンタックギャザー衿パフスリーブと細かいテクニックを惜しげも無く使用して、女らしい優しい柔かなフィーリングを服に纏わせています。
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2012年04月29日

あっという間に、春の直中

 数年前にふとした折、NHKで立川談志さんの「芝浜」を観て感心したことがあり、機会があれば是非もう一度聴きたいもんだと思っていたのですが、昨年お亡くなりになりもうそんな機会は無いものだと考えていたところ、中古のDVDが割安で手に入り、早速拝見し感動いたしました。「現代落語論」でそれまでの解説・案内の本では無い落語論ーー落語の論理的な分析を説いていた頃の談志さんの舞台は、私から見ると客に直接語っている談志さんと、その横で客の反応・レベルを測りながらどーだいと感じている談志さん、二人で演じているーーそんな思いが拭えなくて、決して好きな芸人ではありませんでした。それから何十年、失った才気より得た自由さ・闊達さが多い噺家がいたのです。
 「芝浜」は、酒に溺れて毎日を送っている魚屋がふとしたことから大金の入った財布を手に入れるのですが、魚屋の人格崩壊を恐れた神サンが財布を夢の出来事にしてしまう。それを納得させられた魚屋は改心・断酒し、三年後借金を清算するが、それを日日目にしていた神サンは遂に事実と自分の心入れを打明け、結局二人の夫婦愛は高まる。といった、どちらかといえば落語にはやや少ない、徳目を正面から取り扱った噺になっています。ですから中心になるのは神サンの心の描写で、財布を拾ったのを知った時の心の動き、事態の収拾への揺れ、改心した連合いへの感謝と後ろめたさ、それらを一体として如何に「落語的リアリティ」を感じさせながら語るのか、それが眼目だ思いますーーそれが凄かった。
 特に神サンが連合いを口説く場面では、談志さんは、そこらにいる下町の神サンの等身大そのままの神サンを変幻に描写し、心の中にいるかとおもえば、裏側から抜け、全身からにじみ出るといった具合に、神サンと一体化しつつもそれを連合いの眼から、或は客席方向からと語るという描写に私の心は同調・高揚し思わず落涙しましたが、拭おうとは思いませんでした。まさしく談志さんが噺の核としていた「落語的リアリティ」の豊かな結実が確かに存在しているーーただ、合掌。

 近年ジャケットがどんどん軽やかさを増し、またブラウスをインナーの上に重ね着する習いが増えて来た為、JKとBLの境界が曖昧になり境目の商品やアイテムが増えてきていますが、今回ご案内するロングブラウスもそんな種類の商品です。オーバーブラウスとは異なりTシャツやパワーネットのようなインナーの上に重ね着するのが前提になっており、多くは前開で着るようにデザインされています。インナーとしてのBLが減少しTシャツ全盛の感のある今、多様な素材・デザインでこれからのシーズン目を楽しませてくれるアイテムです。






素材   麻  100%     ¥26,250

 NO.1は麻のロングブラウスです。シルエットは全体としてAラインになっており、前身のピンタックと左右の斜めポケットがやや薄手の素材を可愛く表現しており、生成りのナチュラルな色合いが大人らしい落着きを出しています。また後中央には大きなタックをとって、腰から下のラインを優しくしています。









素材   綿  100%   刺繍糸   綿  100%     ¥39,900

 NO.2は刺繍を中心に扱ったロングブラウスです。パネルの刺繍生地を使って豪華な刺繍柄を全面中央に大きく出しており、ワイヤー入りの大き目の衿が刳りを大きく取って季節感を強調し、小さな水玉プリントと袖先のリボン結びがアクセントとなって、大人の可愛さを表現しています。









色違いです。







素材   麻  76%  ナイロン  21%  レーヨン  3%

9・11号   ¥39,900   13号   ¥42,000

 NO.3は春から夏へ時期を表すようなクリアーなパステルカラーが人目をひきつける先染め横縞柄のロングブラウスです。前のBLと同じく衿にワイヤーを入れ襟ぐりを大き目にとっており、前身の左右4本の大きなタックがウェストを優しくフィットさせるとともにウェストを少し絞ったシルエットになっています。袖先は切り替えられた部分にギャザーを入れ、ふぁっとさせており、そこにリボンが可愛く添えられています。


Posted by モードショップ トラヤ at 19:25 お勧め商品コメント(0)
2012年04月16日

春のさなかに、ジャケットを

 いろんな想いが仮託され枝垂れ桜のように思われた去年の染井吉野ではなく、今年はもっと軽やかなボワーとした花を見たいと考えていましたら、須磨浦山上遊園のロープウェイが4月中まで夜間運転をするというので山陽電鉄の「須磨浦公園」駅迄やって来ました。かなり散ってしまっているのではないかと危惧したのですが、改札口を一歩でると早速満開の桜のお出迎えです。眼の前に数本が精一杯腕を伸ばして暗くなった夜空の下、白っぽい傘のように花びらを拡げています。
 それを背後にして隣接するロープウェイの駅の階段を上がりますと、ほぼ満員のゴンドラが待っており、乗り込むとすぐに発車のベルです。ゴンドラの上昇につれ視線の基準線が上がっていき、すーっと視界が広がり、市街地の輝く灯りを遠景にして、暗い山肌の一面の木木の中に数ヶ所ライトアップされた白く光っている桜の群れが浮かび上り、思わず嘆声が響きます。ロープウェイの終点から展望閣迄も切れ切れながら、九十九折りの歩道の左右に花の被いが続いており、落花した花弁を踏みしめる幽かな感触も格別です。山桜が多いのか染井吉野より少しボッテリした感じで、山上広場の此処彼処に点在している群落を逍遥いたしました。
 いよいよ展望閣で宴会です。入口で手に入れたビールにあては老祥記の豚まん、清水から飛び降りた檜垣さんの穴子箱寿司。展望閣はゆっくりと回転し、神戸から大阪・泉州・明石海峡・垂水へと360度の夜景が展開して行くのですが、残念ながら次から次へ手が出て外景を目の肥しにするには至りませんでした。
 帰りは電車を利用せず、須磨浦公園をそぞろ歩きすることにし、林の中の遊歩道を気儘に、近く遠く松に混在する桜の様を愛でながら帰りました。公園はライトアップされていないので、夜歩道を照らす程度の明るさなのですが、花芽が多いのか木全体がなんだか肥っているように見え、何本かある枝もたわわと表現したくなるほどの大きな桜は、上空一杯に咲き乱れているその花弁が夜の暗さを薄め、ぼんやり白っぽくさせていましたーーとある桜風景でした。

 日差しが日に日に強まってきますと身も心も軽く・明るくなり、身に合った服に魅せられる、そんな春の盛りです。そんなシーズンにぴったりのジャケットをご案内します。



¥36,750   サイズ  9

素材   麻  60%   綿  37%   ポリウレタン  3%

 ストレッチの効いた春らしい清涼感に溢れた素材で、一重仕立てのオーソドックスなデザインで、袖は折り返し可能で長さを調節できます。大き目の衿とウェストの絞りが今風のフィーリングを醸し出しています。




¥38,850   サイズ  11

 最初の商品と同素材、やはり一重仕立て、袖カフスによる長さの調節可能です。大き目の衿とダブルの前立が格好良く、前を開けて街を闊歩して頂きたいものです。




¥29,400   サイズ  11

素材   綿  40%   レーヨン  39%   麻  10%   ポリエステル  9%   ポリウレタン  2%
 ハーレーションを起こし見難くなってすみませんが、生地は白と紺のペンシルストライプでハレーション部分が切り替えられて縦地になっており、蓋ポケット部のステッチと相まって遊び心を持った大人のデザインとなっています。






¥41,790   サイズ  9

素材   綿  86%   絹  8%   キュプラ  3%   ポリウレタン  3%

 まさに春といったジャケットで、やはり一重仕立てで軽快に仕上がっており、前の商品同様ポケットのL字型ラインストーンが大人の遊び心を誘います。カットソーやブラウスの上にピッタリだと思います。

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2012年04月06日

やっと、やっと

 時間の合間をなんとかやりくりし、気になっていた「天空の白鷺」にやっと辿り着きました。ここは姫路城の解体現場で、隣接して建築された建物からガラス越しとはいえ、解体・補修している現場を目の当たりにすることができるというので、楽しみにして来たのです。ネットで予約済だったので入口で並ぶことも無く、エレベターで最上階の7Fへ直行です。扉が開きますと右手一面がガラス張りになっており、確かに眼前に天守閣の庇部分の屋根と等間隔に狭間が刳り抜かれた白壁が迫っています。屋根瓦の暗くて鈍い幽かな輝きと塗り込められた壁の白さが奇麗なコントラスを示し、目に快い印象をあたえます。
 ただあちこち見続けていると、ほんの僅か奇妙な違和感に襲われました。眼鏡を新調した時暫く両眼の視力が統合できなくて、右と左が其其勝手に見ているそんな感じです。一歩下がって一望して気付きましたーー縮尺の違和感だったのです。
 普通「城」を眺めるのは、望遠鏡で見たい一画をアップするのでない限り、遠望として全体を視野の内に収めその構造の立派さや、櫓と石垣のバランスの良さや、瓦と白壁の色の対比を鑑賞するのですが、本来遠景の一部として目に映す光景が目の前に大きさを持って拡がっている、そんな違和感です。姫路城の天守閣を取り巻く優美な白壁の一部分が精緻な工芸品として鑑賞の対象になっているーー、解体・修理のプロセスの展示を草々に隣接する「好古園」を覗いてみました。
 好古園は姫路城の西に市制百周年を記念して平成4年に造成された回遊式池泉庭園で二つの池を中心として九つの庭からなる庭園です。廻り終わった第一印象は「ご立派」、特に二番目の大きな池の逍遥は歩むにつれ次から次へと趣好を変えた庭が展開され、趣があります。現代でも結構その気になれば良い庭ができるんだなあーーという感じでしたが、ただ何となく雑然とした感じも残りました。例えば地形上でできなかったのかもしれませんが池は一つにして余り区切らずに、借景を中心にした庭や枯山水の庭があっても良かったかな・・・でもこの庭は年古ればもっと統一感ができ、より魅力的になりそうです・・・言わずもがなかもしれませんがーー

 今回は買えば直ぐと言って良い位の時期に着用できる、いわばリアルタイム春物を集めてみました。





ジャケットとノースリーブのワンピースを組合わせた春のアンサンブルです。

素材   麻  51%  綿  38%  絹  11%   サイズ  40

JK   ¥37,800   OP   ¥39,900




 表地は紺地に白の細いボーダー柄になっており、上着は軽快なスタンドカラー一重仕立て、ウェストを絞ったシルエットです。、OPはウェストの切替から前後左右に4本の大きなタックを取って存在感をだしており、裏地はポリエステルを使用しています。







JK   素材   ポリエスレル  54%  綿  27%  アクリル  7%  アセテート  6%  麻  3%  レーヨン  3%
SK   表地   ポリエステル  100%   裏地   ポリエステル  100%

JK   ¥61、950   9号   SK   ¥28,300  9号

 次はこれぞ「春」といいたいピンクのフォーマルっぽいジャケットとドレッシーな黒のスカートとのセットアップです。JKはまるで紬織のような凹凸のある無地で、シルク混のような高級感をみせており、大きく開いたスタンドのへちま衿は柔かく首にまといつきそうです。肩下からの4本のダーツが立体感を醸し出し、体形に優しくフィットしそうです。セミフレアのSKは裾廻りの同色のラインストーンが上品なアクセントとなっており、素材である柔かなポリの質感がJKの雰囲気とマッチした一体感を出しています。





素材   表地  ポリエステル  100%   裏地   ポリエステル  100%

¥29,400(9号・11号)   ¥30,450(13号)

 春のダスターコートです。昔は春といえばコートがメインのアイテムの一つであり、綿や綿混・ポリのダスターが街を闊歩したものですが、近年は花粉症の影響もあり表面にあまり変化の無いフラットな生地で,JKの延長のような軽いコートが大多数になってきました。このコートも裏地は肩裏だけになっており、殆ど一重仕立てのフィーリングです。衿はフリル付の変型テーラーカラー、袖先は共布のテープがセットされており、リボン結びにするなど、デザインアクセントにすることもでき、共布ベルトと相まってどこまでも柔らかで優しいデザインだと思います。





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2012年03月23日

いよいよ、心軽く。ーー春のブラウス

 小学校4年生の夏休み、帽子組合の親睦旅行で富士五湖に行く車中で、たまたま廻ってきた「樽」と「赤毛のレッドメ-ンズ」に出会ってから、海外ミステリーは強弱の波はあるとはいえ一貫した悦び・慰め・暇つぶしの源でもありました。近年年末になると「このミステリーがすごい」を初め各種の雑誌でその年の国内・海外別のベストテンが発表されるのですが、07年度に[悪魔はすぐそこに」が「このミス」の5位に選ばれると、その後毎年一回、年末のベストテンに合わせて出版される作品がすべて各紙のベストテンでかなり上位の評価を得ているという英国の推理作家がいます。連続の高評価も珍しいのですが、その人、D・M・デヴァインはすでに故人で、その作品も1960~70年代に出版されたものであり、しかも舞台となっているのはクリスティが描いたような小田舎、登場するのはそこで生活している極めて性格の輪郭がはっきりとした普通人で、おまけに作品の中心テーマは「フーダニット(殺人犯は誰か)」という古典そのものです。勿論ミスマープルの時代のような執事や料理人・女中・海外からの帰還者は姿を消しており、登場人物の悩みの対象は薬物であったりアイデンティティイの喪失だったり世界経済の影響を受けた経済的逼迫だったりしますが、英国のあの懐かしい田園生活の残り香はまだ色濃く残っている、そんな状況の中での小さなグループ(家族であったり、知人の集まりだったり、職場の仲間だったり)の間に起こる殺人事件をモチーフに、心に様様なトラウマを抱えた人達がそれ故に、あるいはそれを克服しようとする故に事件を引き起こし、話は展開して行きます。
 11年度出版の作品は、[三本の緑の小壜」で、その中心になるのはデヴァインしては珍しい13才の少女達ですが、少女らしいとはとても言えない強い個性をもった13才の女学生のグループの仲間が次から次へと殺される、犯人の動機は?そして正体は?少女達はなぜ犯人に反抗しなかったのか?連続殺人と密接に関連しながら主人公の複雑な恋愛も変化していきます。犯人は数人の中にしかいないはずなのに判明するとアット驚く、今迄何回も騙されてきましたが、デヴァインさん、今度は私の勝ですよーー
 ミステリーをパズルとして論理的に解くのが好きな方、巧妙な仕掛に見事に騙されたい方、心からお勧めします。

 外ではまだ寒風が吹きすさんで肌が凍てつくとはいえ、日の光は春を載せて輝いています。「早」、ですよね。といえばファッションの世界では、ブラウス、何と言ってもブラウスです。昔は12月に梅物という名で春のはしりのブラウスを出していたものですが、それが無くなり、春物でさえ型数・バリエーションは減った今でも、「」という字を思い浮かべただけで、澄んだ綺麗な色・ドレッシィーなデザインのブラウスが陽光の下、風に煌いてフウァと飛んでいる、そんな光景をイメージします。
 そんなブラウスを紹介します。襟なし・別ボウ付の無地シルクの本当にドレッシーなブラウスです。まずボウというのが非常に珍しいと思います。インに着用する目的で求められる方も随分いらっしゃったのですがそのご希望にやっと応えられそうです。身頃は前後透けを防ぐため二重になっており、それを生かして裾に変化を付けており、前身のフリルも相まって柔かな・軽い・女らしさがにじみ出ています。
 



生地  絹 100%  ボウ  ポリエステル 100%
9~11  ¥33,600  13  ¥34,650   色  白・黒




 次のブラウスは、レースをふんだんに使った柔かいブラウスです。軽さや色のクリア感も春の大事な要素ではありますが、包み込むような柔かさも「春」を象徴する、なくてはならぬものです。素材は綿とテンセルの混紡にストレッチ素材を入れて着やすくしており、綿レースを全体に使うことで柔かさ・優美さをアピールしています。



素材  生地  綿  80%  テンセル  19%  ポリウレタン  1%
     レース  基布  ナイロン  100%  刺繍糸  綿  100%

¥26,250




 インに着用する柄物。優しく・可愛く・小柄で綺麗な落着いたプリント、そんなブラウスも「」の重要なアイテムです。


素材  ポリエステル 100%   ¥21,000








              素材  綿 100%   ¥25,200


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2012年03月05日

季節に、ほんの少し早く 春のファッション

 これから観る桜の数より過ぎ去った光景の方が多いんだと思い定めた時から、四季の象徴風景にはできるだけ立ち会うようにしているのですが遠出は難しく、近場の小風景をこまめに収集する事にしています。
 というわけで折をみつけて、ライトアップしているという自宅近郊の綱敷天満宮にやってきました。ここは菅原道真が太宰府に赴く途中船休めで上陸した時、敷具が無かった為替わりに漁に使う綱を敷いて休んだという謂れから名付けられたそうで、JRの駅からも山陽電鉄の駅からも5~10分の浜辺近くにある小体な神社です。二号線に面した正面からではなく、西面の入口から入ると拝殿に向う小さななだらかな坂道の傍らに、やはり小さな白梅の若木がスロープに沿うように花を付けており、花に見入っていますとそこはかとない香が漂って来ます。更に進むと拝殿への参道を中心にして20~30本紅梅と白梅が入り混じってライトアップに浮かび、香が上から降りてくるような感です。今年は寒いので開花時期がおおはばにずれているらしく、境内のそこここに散在する梅の群落もチラホラ咲きで、蕾が結構みうけられます。神さびず鮮やかな色彩のままの拝殿に参拝してから右手方向に回り込みますと、目にも鮮やかな小ぶりの三重塔が光を浴びて輝いていました。最近建立されたらしく、柱の朱色・壁の白・屋根の黒と鮮やかに光り、配色は拝殿と同趣向です。周囲にはやはり梅が散在しており、ライトが届かない背後の暗い空間をバックに三重塔が香を纏いながら浮かんでいるーーそんな感じです。規模こそ小さいですが、趣のある可愛い神社でした。
 暦は日日新しくなって行きますが季節は行きつ戻りつ、この時季仕方がないことだとはいえ春の足音はまだ遠くですが春のファッションはもうすぐそこ、足音高らかです。

 



JK  ¥39,900   OP  ¥39,900

 近年少なくなってきたとはいえ、熱心のファンもたくさんいらっしゃるジャケットとノースリーブのワンピースによるアンサンブルです。素材は レーヨン 40% ポリエステル 25% アクリル 13% ナイロン 10% 綿 8% ウール 4% のいかにも「 は る 」といいたい軽やかな織になっており、リボンをあしらった短めのJKと下部にボリュームをとったOPのバランスが可愛く、アンサンブルならではのシルエットになっています。



 
次にご紹介するのはポリエステル素材のツーピースです。




JK  ¥41,790   SK  ¥31,290

 
 



 この写真では分かりにくいのですが、JKはフラットな生地を前の片身を3枚に剥いでダブルステッチで繋いでおり、そのステッチが体の局面に合わせてカーブして生地に表情を与えています。
 またSKはタックの止位置(ボリュームの出る位置)が正面のセンターから見てV字になっており、SKのボリュームが同じ位置から始まるのに較べて軽く感じられます。

 
軽さや色の綺麗さ、素材の春らしい質感が季節の変化を確信させるような春のファッションです。


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2012年02月22日

コート、コート、コート

 本屋の雑誌売場を漁っていますと、ブルーノートという文字が目に飛び込んできました。手に取ってみるとマガジンブック(DVD付雑誌)で、ジャズコレクションの第1号、しかもフィーチャーされているのがマイルス・デイヴィス、¥490とあってすぐにレジへと持って行ってしまいました。ブルーノートはジャズの有名なレーベルで、ソニー・クラークのクール・ストラッティンやアート・ブレキーのモーニンといった名曲も数多ありますが、私にとってはやはりマイルスのサムシン・エルスがNO1、ピカイチです。このアルバムのに収録されている「枯葉」は、原曲があの有名なシャンソンで、名演奏が次次展開されるサムシン・エルスの中でも白眉の存在であり、「枯葉」の演奏でもズバイチだと思います。
 曲はイントロの後、マイルスのトランペット、キャノンボール・アダレイのアルトサックス、再びマイルス、ハンク・ジョーンズのピアノ、三度マイルスとソロが繰り広げられていきますが、全曲を通じて色濃く彩られているのは、ミュートプレイ(減音器を付けた演奏)が醸し出す、儚げで悲しげなクールな哀愁感です。マイルスの最初のtpの一音からしみじみとした感傷が流れ出し、ブルーと呼びたい雰囲気の中、胸の内から流れ出してくるような間欠的な響きがーーまるで無彩の日本画の白地が画にもたらすような、緊張と余韻を拡げていき、私の感覚を満たしていきます。
 特に素晴らしいのは二度目のソロで、tpの響きが心をスウィングさせハモってしまいました。色のない風景の中で枯れ残りの木の枝から、葉が一枚ゆっくりと右に左にたゆたいながらおちてくる、そんな光景がイメージされます。

 今年は久しぶりの本当に寒い冬で、少しましな日日の後は強い寒波が周期的に襲ってきて、いつかな春の気配が感じられません。ファッションも依然真冬のコート、コート、コートです。
 最初のコートは冬のコートの新しい傾向を踏まえた商品で、表地はウール系中綿がダウンという組合わせです。表地はポリかシルク、中綿がダウンファーを付けるというのが一番ありふれたコートのデザインになってしまって数年、かなり飽きがきています。次の展開はウール系への回帰かそれとも軽いという特色を生かした新しいダウンの使い方かーーどう変わるのかは不明ですが、このコートの目新しさは注目されます。



表地  ウール 50%  ポリ 20%  モヘア 16%  他 14%  中綿  ダウン 80% フェザー 20%

¥81,900→¥49,140






 もうひとつの流れがファーつかいです。重いというのと大げさすぎるというのと動物愛護という面からタンスの肥しになっていたファーを裏地にパーツとして縫い付けるという方法で復活です。
 このコートの裏地にはテープ状に加工されたラビットのファーが縦に約30本縫い付けられており、軽さと保温性を高レベルでクリアしています。

表地  シルク 100%  裏地  ラビット  衿・前立・袖口  レッキス

¥207,900→¥103,950

 しかもリバーシブルです。




衿のレッキスとテープ状のファーを縫い止めしているステッチワークを見て下さい。







 最後のご紹介はファーの房を取り出してシルクの生地に縫い付けるというテクニックです。テープにするよりごつくなく、断熱・蓄熱する空気層を大量に取り込め薄く仕上げ易いので、来季はこれが主流になるかもしれません。




表地  シルク 100%  裏地 チャイニーズラクーン   ¥144,900→¥86,940



 表地の縫い付け部分がタックになって、前からは見えなくしていると共に、タック自体がデザインポイントになっています。




ファーの房のアップです。





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2012年01月22日

まだまだコート

 先週夜にたまたま時間が空いたので、世界映画の名作ということで買い揃えていた未見のDVDの中から「バルタザールどこへ行く」を観ました。監督は「スリ」・「抵抗」等で知られているロベルト・ブレッソン、カルネやディヴィヴィエ・ルノアール・コクトーなどの名監督がひしめいて、「芸術」という名の香りをプンプンふりまいていたあのフランス映画黄金時代の後、ロッセリーニやデシーカのイタリアネオリアリスムの影響下、リアリズムを標榜して俳優ではない素人を多用し、作為性のある演技を極力排した映画を造った監督です。この作品は昔衛星放送で1/3程観たことがあり、その時は主人公の少女役の女優の可愛さと純粋さが世俗に塗れて堕落していく、その描写への共感にかなり打たれた記憶があったのですが、鑑賞途中から慄然としてしまいました。監督の意図を全く理解していなかったのです。
 映画のストーリはというと、ロバのバルタザールは偶然美しく成長した少女に再会し仲良しごっこの時を過ごすが、少女は村のチンピラに誘惑され男の元へと出奔する。捨てられたバルタザールは次から次へと変わる主人に酷使され、束の間心を通わせた密輸業者も死んでいき、最後はチンピラが企てた密輸のいざこざに巻き込まれて無意味に死んで行く、というものです。もちろんストーリィにたいした力点があるわけではなくシーンの映像にどれだけ想いを通わされるかが中心となります。
 バルタザールというのは狂言廻しであるとともに、無辜の罪を贖うために悲惨な境遇に追いやられ、やがては犠牲となって死んでいくイエスの殉教をイメージさせるロバです。映画はバルタザールを軸に可愛がってくれた聖処女の堕落・小悪党だがどこか通じるところのあった密輸業者の酒に耽溺する日々・少女を陥れ、密輸業者を構い、やがてはバルタザールを死に追いやる日常の小悪の象徴でもある村のチンピラとの関わりというふうに移っていくのですが、バルタザールは全てをつぶらな瞳に映し、その場の状況にロバとして対応するだけで、安っぽい思い入れをきっぱり拒否しています。特に少女の部分で、言い寄るチンピラと少女のバルタザールを挟んでのもみ合いに、バルタザールが全然関与しなかったことは少女の堕落の種は外からの力によるものではなくて、彼女の心の中にあること、幼馴染の求愛にあなたの愛は思い出の中でしかないと拒否することは、日常の生活にしか根ざしていない想いーー愛の昇華性が欠けた想いは、単に生活にどっぷり浸かった欲望の肯定ではないのかと突っ込みたくなりますが、しかし時はそのようにしか流れていかないのだという茫然とした思いがしきりといたしました。

 おもい話はこれくらいにして、またまたコートです。この商品は前にも少し紹介したかもしれませんが、うちで現在試着度数NO1のレザーコートです。



表地  ラビット   裏地  フォックス  ¥199,500→¥139,650




袖口のファーが豪華で可愛く、ポケット口とベルトのステッチが全体のトーンに変化を与えています。 




写真では分かりにくいですが、衿にはフォックスのファーがあしらってあり、裏にはラビットのファー一面に咲き誇っております。




Posted by モードショップ トラヤ at 14:53 お勧め商品コメント(0)
2012年01月04日

初春セール

明けまして、おめでとうございます。
新春セール 30%OFF

 今日はウダウダ噺はとりあえず中止し、初春セールのご案内をさせて頂きます。
 一部除外品・例外品はございますが、殆どの商品を30%OFFにて販売しております。カシミヤコート・ダウンコート・中綿コートからツーピース・ジャケット・ボトム・セーター・カットソー・ブラウスとサイズ(9~15号)・色・柄、豊富に取り揃えており、今シーズン力を入れておりますジャンパースカートも百花繚乱と咲き乱れております。どうぞご覧になって下さい。









 
表地・裏地  ポリエステル 100%  ダウン/フェザー 90/10%  衿 レッキス


 今シーズン最後になるかもしれない入荷で、レッキス衿にデザインポイントがあるダウンコートが入ってまいるました。衿は2段になっており、ゆったり豪華な雰囲気を醸し出しています。
 
サイズ  M/L  色  黒/茶  ¥71,400 ⇒ ¥49,980




Posted by モードショップ トラヤ at 14:54 お知らせコメント(0)
2011年12月29日

年の暮、ダウンについてのあれこれ

 年の暮れで押し詰まってまいりますと、ラグビー・駅伝・アメリカンフットボールとウィンタースポーツが盛んになりますが、数十年来の競馬ファンであり、JRAにとってはほんのはした金に過ぎないにしろ、何十年も多額の寄付金を進上している当方としては、有馬記念が最大の関心事となります。ジャパンカップが創設され、またコースの特異性(小回りで直線が短い為追込馬は不利で、又内枠が有利になる)の為評価が低下したとはいえ、有馬記念というレースは今年のように傑出馬が有無をいわさず圧勝するレースだったり、低人気馬が直線であっと驚く大逆転をするレースだったり、もう終わったと言われていた馬の復活レースだったり、ライバルと言われた馬同士のレースというよりは勝負という感じのする試合だったりと、下手なテレビドラマでさえ真青になってしまう程の安易な筋書のドラマでもあります。
 私の脳裏にも様様な名馬や一発馬の名前が何頭も浮かんできますが、実際現場で味わったレースの中では、何と言ってもテンポイントの有馬記念が何十年たった今も強烈な印象になって甦ってきます。貴公子と呼ばれた整ったノーブルな顔立ち、やや細身のバランスのとれた体つき、物悲しげにも感じられるまなこ、綺麗な馬でした。ライバルである、天馬と呼ばれた希代の快速馬トウショウボーイとの間に繰り広げたれた戦いは、2年間5つのレースで行われましたが、先着できたのはただの1戦。トウショウボーイのいないレースで手にした栄光もトウショウボーイが出た次の勝負では相手に名を成さしめ、いつも挫折に漂っていました。トウショウボーイはこの有馬記念で引退が決まっており、テンポイントがNO1の栄光を手にして海外へと飛躍するためには、どうしてもこのレースで勝たねばならなかったのです。
 レースは意外な展開で始まりました。トウショウボーイが先行すると好位に付けると思われていたテンポイントが2番手でトウショウボーイをマークしに行き、向う流しでは先頭を伺う様子だったのです。観客は沸き、中には悲鳴じみた叫びも聞き取れました。先頭を前後する2頭は競っているようにもみえ、<<早いんちがうの>>わたしの胸の動悸は早まり、咽はひきつれたように乾きを感じます。
 2頭は他馬を離して行き、再びトウショウボーイが先頭に立ちました。中山は直線が短いので、3角から4角が勝負所です。2頭共騎手の手綱が動き出し、スパートに入りましたが、その差1/2馬身は余り変わりません。<<またトウショウボーイが逃げ切るか>>いよいよ4角を廻り、直線へ。鞭が舞います。
 と、テンポイント出てきました。足色優勢。トウショウボーイをかわします。トウショウボーイ、頑張りますが、抜けた、テンポイント抜けた。3/4馬身、ゴールです。他馬の走りとは次元の違った2頭だけの勝負でした。 
 何とも言えぬ陶然とした想いが胸を満たし、心が軽くなった気がして、周囲に合わせたようにピョンピョン飛びながら、何かを叫んでいました。その一年、自らの存在が手からこぼれ落ちる砂のように朧になって、確かな感覚を喪失していた私は、何かを感じたくて出たばかりのナケナシのボーナスを生涯に一度だけ(これからは無いでしょうから)、全部賭けていたのです。得たものはお金ではなく、すぐに薄れていくにしろ、その瞬間には確かに存在した実在の圧倒感・充足感でした。これが私の記憶世界に残るモノリスとでも言うべき彼の有馬記念のイメージです。
 彼はその後ヨーロッパ遠征の壮行レースで骨折し、3ヶ月の凄惨な闘病生活の末旅立って行きましたが、レース中に夭折した馬は死後すぐにペガサスと化し、縦横に天駆けるのだと思い込んでその報せに接しました。

 とんだ長噺になりましたが話題は急転し、ダウンのお話です。
 ダウンは元元ヨーロッパの寒冷地で使用されていた素材で、まずスポーツウェアに取り入れられてからファッションでポピュラーになったのですが、その特色はなんといっても軽さです。他の保温性の高い素材、例えばカシミヤやポリエステルの中綿に較べても問題にならない程軽く、得に高級なダウンは空気をまとっている感じです。
 ダウンの素材としての評価は
     (1)ダウンとフェザーの比率
     (2)入っている量
     (3)産地
                   で決められます。
 (1)については、高級プレタではダウンが80%が普通で、店の商品では95%というものもあります。
 (2)これはまだ商品に表示されている場合は少ないと思いますが、測る単位はフィルパーカーで本来復元率を示したものを流用して、量の目安としています。700フィルパーカー以上が標準で、900を超えるものもあります。
 (3)上記に数字で示されたような明確な差があるわけではないし、一国内でも産地による善し悪しがあるので厳密な等級差とはいえませんが、トップが東ヨーロッパ、次いでカナダ、中国、ロシアといったあたりです。

 以降ダウンの案内になりますが、コート・ジャケットを総称してJKで表示します。
 まずはオーソドックスな高級ダウンJKです。
 



表地  ポリエステル 100%  裏地  ポリエステル 100%  ダウン 80%  フェザー 20%  ¥59,850

 



 ダウンJKに定評のあるバルマン社の商品です。裏地にはバルマンのロゴがプリントされており、衿は取り外し可能なブルーフォックスで、ダウンもたっぷり入っています。







表地  ポリエステル 100%  裏地  ポリエステル 100%  ダウン 80%  フェザー 20%  ¥39,900

 次はデザインダウンになります。当初最初に案内しましたオーソドックスなJKが圧倒的だったのですが、ここにきてデザイン性の高いダウンJKが色色目立つようになってきました。厚手セーターの編み柄をプリントし部分部分に暈しを掛けた生地を表地にして、ポケットは切替と一体になったデザインです。




 
後からみると、縄編み柄の変化がよく分かると思います。








表地  ポリエステル 100%  裏地  ポリエステル 100%  ダウン 80%  フェザー 20%  ¥53,550

 ウール100%のニットのパイピング使いがポイントになるデザインです。表地はやはりセーターの編み柄をプリントしており、茶系の濃淡2色がミックスされたように見えます。前立は上部が開いており、ファスナーが一部覗いて見えます。



ステッチの変化で表情を出しており、衿は台の部分から上に乗っている感じです。


Posted by モードショップ トラヤ at 14:52 お勧め商品コメント(0)
2011年12月13日

これぞ本物のコート

 過日京洛の大原野・長岡京に出向いてまいりました。12月をとうに過ぎ、紅葉は下手をすると散り果かと思っていたのですが、まだ落花盛んの感じで、黒っぽい深紅に色づいた楓が時折軽やかな風に舞い、その下で赤い落葉の絨緞を踏みしめて歩くのは、真っ盛りよりも風情があるように思われました。
 大原野に来たのは20有余年振り位、東山や嵐山・嵯峨野などの著名紅葉スポットの混雑を避けての紅葉狩りが目的です。昔、春の筍料理を堪能し散策した時は、市内にしては人家も少なく、歩いているとすぐに竹林が道の左右に点在して視界を遮るーーそんな印象でしたが、さすがに時の流れかはたまた洛西ニュータウンの開発の余波か、今風の建売風新築の家があちこちに散在して、竹林は肩身の狭い居候といった感じになっていました。
 光明寺・吉峰寺・大原野神社と巡ってまいりましたが紅葉の白眉はやはり光明寺「もみじ参道」でしょうか、凛と緊張感の漂う冬空の下、赤絨緞の弾力を楽しみながら、絶え間なく流れ来る小鳥の囀りの中をゆっくり足を運ぶ、上下左右と視野の中一面に広がる紅の光景、萎縮していた五感が広がっていくような伸びやかな感じです。吉峰寺の社殿・山の合間から驚いたように時折顔を覗かせる、松の緑と紅葉の赤に縁取られた市街地の遠景、大原野神社の音がどこかへいってしまったようなしじまに浮かび上がる、沈み込むような赤い簡素な境内もそれに劣らず心を休めてくれました。--折があれば再訪を期したいものです。

 閑話休題、この時期・温度になりますと、冬のファッションのエース、ロングコートの登板ですね。
 最初にご紹介するのは、表地がエナメルタッチ、裾がバルーンになったダウンコートです。コートとしてはデザイン性が高く、ダウンならでは最新のシルエットになっています。



表地  ポリエステル 85%  ポリウレタン 15%  衿 ブルーフォックス  11号  ¥126,000







量感もたっぷり、上質なブルーフォックスです。








袖は切替し、ギャザーが入ることで量感を出しています。







裾はやや狭まって、シルエットがバルーン(気球)になっています。




 次のご案内は、高品質カシミヤのロングコートです。一時はダウン・中綿におされ流行の裏側に追いやられていたウール系のコートですが、2年程前からダウン系に飽きたお客様や、カジュアル風味に物足りなさを感じてらしたお客様の要望で復活の兆しがみえてきました。中でもカシミヤのコートはその暖かさ・軽さ・風合・色調が群を抜いており、時代やデザインを問わない人気の高いアイテムになっています。



カシミヤ 100%  ライトグレイ  9号  ¥157,500





衿はオーソドックスなステンカラーです。


 前立は伝統的な比翼仕立、裏のパイピング始末も綺麗に仕上がっており、丁寧な縫製・練りあげられたパターンも相まって着心地は抜群、シンプルなデザインは長年にわたって愛用できる、これぞコートという出来映えになっています。
 
 サイズ違い・色違いはメーカー発注にて、お取り寄せ可能(通常2日程度)ですので、よろしければご試着になって風合や触感・着心地をお試し下さい。

Posted by モードショップ トラヤ at 11:43 お勧め商品コメント(0)
2011年11月28日

高級感あふれるショートコート

 先日の昼時、急にカツ丼が食べたくなり、久しぶりにセンタープラザ西館の吉兵衛に行ってきました。このお店は、7席だけの狭い店でもう少し西寄りに会った頃からの付合いで、20有予年になります。若い時程頻繁にお邪魔してないとはいえ、20席弱の広い場所に替わり店数も3軒に増えと時は移れど、テキパキとカツ丼を作っておられるご主人の姿は、味と共に少しも変りなく、私が最近やや疑問に思っている「継続は力なり」を実感させてくれます。・・<<見テイルダケデナク、お前モモット頑張ランカイ>>・・いつも行列の絶えない超有名店ですので紹介は割愛させて頂きますが、私はカツ丼というとまずこのお店を指折ります。
 季節が前にジャンプしたり、後退りしたりと株式市場並の乱高下といった感じで、秋中というよりは冬近という気候に変化した日日となりましたが、今回はカシミヤに続いてショートコートの案内です。昔からショートコートジャケットの境界は極めて曖昧で、着丈や生地の厚み・素材などで適当に分けていた趣はありましたが、近年はカジュアル化の波で多様性を拡げたジャケットに較べ、ショートコートは一時かなり姿を消していたのですが、近年コートが中綿・ダウン一辺倒からウール系への回帰の流れが少し出てきたのにつれ、増えてきています。




ウール  63%   アンゴラ  37%   ファー  レッキス   ¥89,250






衿は取り外し可能、ピンクとベージュ、日本製です。


 アンゴラ混の可愛いショ-トコートです。色も淡いパステルカラーで、顔映りは抜群です。

サイズは9・11の展開になっています。







 スタンド衿、綾織りのカシミヤショートコートです。際立つ縫製は勿論ですが、なんといっても生地の触感・風合が飛びぬけています。触ると、思わずウーンと嘆声が洩れそうです。




カシミヤ  100%   ¥147,000   紺とベージュの2色、9・11、日本製。
裏地にはジャガード織のキュプラを使用し、高級感を一層高めています。






 次は最近よく見掛けるようになった大きなフラット衿、アンゴラ混のショートコートです。デザインポイントの衿は一重仕立てで薄くて柔かいため、大きさがかえって軽快感を醸し出し、着る人のお歳に似合った可愛さを出しています。







 
ピンクでは分かりにくかったかもしれませんが、前身と後身には横にステッチが走ってメリハリをつけています。もちろん日本製です。

ウール 67% ナイロン 19% アンゴラ 14%

M ¥53,550   L¥55,650    ピンク・茶



 当店の在庫は、上述の通りですが、13号・15号はメーカーより取り寄せ可能で、オーダーを受けてから通常は1~3日で納品されます。どうぞお気軽にお越しください。

Posted by モードショップ トラヤ at 18:08 お勧め商品コメント(0)
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モードショップ トラヤ
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創業50年以上、神戸の女性ファッションを配信し続けている当店では神戸ファッションの主流である透明感のある、澄んだカラーをベースに神戸の大人の女性の魅力を引き立たせるご提案をしております。
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